2023-03-17
JNST Most Popular Article Award 2022に選ばれました
本センター 桐島陽教授、佐藤修彰客員教授が共著者となって発表いたしました論文が、JNST Most Popular Article Award 2022に選ばれました。
この賞は、日本原子力学会が発行するJournal of Nuclear Science and Technology (JNST) 誌2022年(Vol.58)掲載された論文の中からダウンロード数の多かった論文に授与されたものです。
2022年3月13-15日に開催された同学会2023年春の年会において、授賞式が行われました。
論文タイトル:Distribution of studtite and metastudtite generated on the surface of U3O8 :application of Raman imaging technique to uranium compound
燃料デブリは、炉内で水と接触しているため水の放射線分解により発生した過酸化水素などと反応して、事故直後とは異なった化学的状態にあると予想されます。この論文では、燃料デブリの経年変化を踏まえた分析を将来可能とすることを見据えて、基礎的なウラン酸化物の一つであるU3O8 が過酸化水素と反応して変化した様子を顕微ラマン分光法により観測しました。